最重要課題(マテリアリティ)

SUSTAINABILITY

当社では、2023年11月に重要課題(マテリアリティ)を特定いたしました。マテリアリティの特定プロセス及び「リスクと機会」との関連性、各種社内方針及びSDGs等との関係については以下のとおりです。

マテリアリティ特定プロセス

Step1 課題の洗い出し

社会的な課題と企業理念、CSR憲章及びそれを補完すべく定めた各種方針に基づき、また国内外のCSR国際規格等(国連の持続可能な開発目標(SDGs)やISO26000など、国内外のCSR国際規格や各種ガイドライン)も参考にしながら、課題の洗い出しを行う。

Step2 マテリアリティの抽出

抽出された課題について、当社グループとステークホルダーの各視点から重要性を評価し、マテリアリティ分析マップに落とし込んでマテリアリティを抽出し、ESGの分類に分けて集約する。

マテリアリティ分析マップ

マテリアリティ分析マップ

※(S)社会、(G)ガバナンス、(E)環境

抽出・集約されたマテリアリティ

製品を通じた豊かな社会づくりへの貢献 生産合理化・最適生産体制構築、スピーディーな新製品開発、サプライヤー・ユーザーとの連携強化等
人材の確保・育成及び幸福度の追求 人事制度改革とエンゲージメント向上の推進、障がい者雇用の促進等
レジリエントな組織と強固なガバナンス体制・リスク管理体制の構築 サイバーセキュリティ対策の強化、コンプライアンス、リスクマネジメント、労働安全衛生・化学物質のリスク低減等
地球環境への配慮と保全 GHG排出量・エネルギー使用量の削減、高効率な設備への更新、排水や廃棄物の削減、3Rの推進等

Step3 マテリアリティの特定

抽出されたマテリアリティはコンプライアンス・リスク管理委員会に答申し、マテリアリティの該当性評価を実施し、最終的に取締役会において決議され、特定する。

特定したマテリアリティ

ESG マテリアリティ 主な取り組み リスクと機会
■リスク、●機会
関連する方針・TSUP2024 貢献するSDGs
社会(S) 製品を通じた豊かな社会づくりへの貢献 生産合理化の推進と工場間最適生産体制の構築による価格競争力の強化 ■グローバルベースの競争激化
■地政学的リスクの高まり
■国内市場の縮小と新興国企業の攻勢
■エネルギーコストの増加
●市場ニーズの変化
【TSUP2024】5(5)最適生産体制の一層の強化
【事業ポートフォリオ基本方針】
【最適生産体制構築に向けて】
すべての人に健康と福祉をエネルギーをみんなにそしてクリーンに産業と技術革新の基盤をつくろう住み続けられるまちづくりをつくる責任つかう責任気候変動に具体的な対策をパートナーシップで目標を達成しよう
市場のニーズをとらえたスピーディーな新製品の開発 【TSUP2024】5(6)研究開発投資の選択と集中の徹底で高機能・高付加価値製品の開発を加速

【CSR憲章】(7)品質管理
サプライヤー及びユーザーとの連携強化 【CSR憲章】(6)公正な取引と倫理

【購買・調達方針】
人材の確保・育成及び幸福度の追求 報いるべき社員に報いるための人事制度改革とエンゲージメント向上の推進 ■人材獲得競争の激化による採用難
■人材流動化による退職者の増加
●DCS化・DX化による省人化
●ダイバーシティ&インクルージョン
【TSUP2024】5(7)スリムな人員体制で人材育成に注力し、社員の待遇改善を図る すべての人に健康と福祉をジェンダー平等を実現しよう働きがいも経済成長も人や国の不平等をなくそう
障がい者雇用の促進 【CSR憲章】
(2)人権
(3)労働慣行
ガバナンス(G) レジリエントな組織と強固なガバナンス体制・リスク管理体制の構築 サイバーセキュリティ対策の強化 ■企業情報漏えいによる技術流出リスク及びレピュテーションリスク
■不正アクセスやシステム障害等による事業停止・業務停滞リスク
【CSR憲章】(1)企業統治 すべての人に健康と福祉をつくる責任つかう責任平和と公正をすべての人にパートナーシップで目標を達成しよう
コンプライアンス ■世界的な法規制の強化
■サステナビリティ・脱炭素化の取り組みに対する規制強化
●国内外進出先の社会的信用の維持・向上
【CSR憲章】(8)地域社会との関係構築
リスクマネジメント ■パンデミックや異常気象等による激甚災害のテールリスク
■工場における火災・漏えい事故等の発災リスク
【事業継続計画方針】
労働安全衛生・化学物質のリスク低減 ■採用増による経験・知識の未熟な人員の事故増大リスク
●ISO45001認証取得によるリスク低減
【CSR憲章】(4)安全衛生
環境(E) 地球環境への配慮と保全 GHG排出量、エネルギー使用量の削減 ■気候変動リスク
●脱炭素化に向けた世界的な取り組みの加速
■カーボンプライシング(炭素税及び排出権取引制度)の導入・普及によるコスト増
●グリーン原料、クリーンエネルギーの普及
【TSUP2024】5(4)脱炭素化へ向けたサステナビリティ活動の取り組み強化

【CSR憲章】(5)環境保全

【脱炭素化に向けた取り組み方針】
安全な水とトイレを世界中にエネルギーをみんなにそしてクリーンに住み続けられるまちづくりをつくる責任つかう責任気候変動に具体的な対策を海の豊かさを守ろう陸の豊かさも守ろう
高効率な設備への更新
排水や廃棄物の削減
3Rの推進